下顎張反射(閉口反射)、開口反射

<下顎張反射(閉口反射)>

  1. 下顎を急激に下方へ牽引する
  2. 咀嚼筋紡錘が伸展
  3. 三叉神経中脳路核に細胞体を置くIa線維が、咀嚼筋ニューロンへEPSP!
  4. 線維を伝って、閉口が起きる。

<開口反射>

  1. 三叉神経支配領域から侵害刺激。
  2. 三叉神経に細胞体を置く線維が。。。。
    1. 三叉神経主知覚核に情報:触られました!
    2. 三叉神経脊髄路核に情報:開口して!
      1. 三叉神経脊髄路核から開口筋ニューロンへEPSP!
    3. 三叉神経上核に情報:咀嚼筋を抑制して!
      1. 三叉神経上核から咀嚼筋ニューロンへIPSP!
  3. 開口が起きる。

<その他>

  • 開口反射は両側性だが、屈曲反射は片側性である
  • 屈曲反射はシナプス性だが、伸展反射はシナプス性である
  • 筋紡錘は筋の長さを検知するもので、線維は遠心性が線維で、求心性がIa線維。
  • ゴルジの腱器官(腱紡錘)は筋のを検知する物で、求心性線維はIb線維。