染色法

染色法
染める対象
生検
HE染色
エオシン(好性):細胞質
ヘマトキシリン(好塩基性):ミトコンドリア
細胞診断
パパニコロウ染色
Giemsa染色
スピロヘータ、リケッチア、血球、癌
特殊染色
Sudan III染色
脂肪
ムチカルミン染色
粘液
アルシアンブルー染色
粘液、糖タンパク質、PG
PAS染色
基底膜、多糖類、真菌
グロコット染色
多糖類、真菌
コンゴーレッド染色
アミロイド
アザン染色
膠原線維
エラスチカ・ワンギーソン染色
弾性線維
鍍銀染色
細網線維、基底膜
DOPA反応
メラニン
フォンタナ・マッソン染色
メラニン
Ziehl-Neelsen染色
結核菌、ライ菌
免疫染色
サイトケラチン
上皮性細胞
ビメンチン
間葉系細胞
アクチン
筋系
S-100
神経堤由来細胞。神経、メラニン細胞、筋上皮細胞、悪性黒色腫
臨床
ヨード染色
非角化粘膜
染めない:角化粘膜、癌、前癌病変、白板症

<生検標本の作り方>

  1. 組織採取 
  2. 直ちに10%ホルマリン固定液に浸漬 
  3. (脱脂) 
  4. (脱灰) 
  5. 脱水(70→100%エタノール) 
  6. 透徹 
  7. 包埋 
  8. 薄切 
  9. HE染色 

<細胞診標本の作り方>

Papanicolaou染色の場合

  1. 細胞採取 
  2. 湿固定:直ちに95%エタノール30分以上浸漬 
  3. 染色 

Giemsa染色の場合

  1. 細胞採取 
  2. 固定:冷風で乾燥後、100%メタノール5分間以上さらす。