不正咬合の特徴

<前後的不正咬合>

Angle2級1類

  • 上顎歯列:狭窄
  • 呼吸や低位舌を伴う
  • 口唇閉鎖不全
  • 咀嚼能力:低下
  • 発音障害

Angle2級2類

  • 過蓋咬合を伴うことがある。
  • 上顎中切歯歯軸傾斜角:

Angle3級の特徴

反対咬合
歯槽性
骨格性
上顎前歯
舌側傾斜
唇側傾斜
下顎前歯
唇側傾斜
舌側傾斜
オーバーバイト
深い
浅い
オーバージェット
小さい
大きい
下顎下縁平面
普通ー小さい
大きい
ANB
普通ー小さい
とても小さい

<開咬>

  • Angle2級
    • 下顎角:
    • 下顎骨の時計回り回転
    • 下顔面高:
    • 下顎下縁平面角:
    • 下顎枝高:
    • 上顎大臼歯高:
  • Angle3級
    • 下顎骨全体:
    • Y軸角:
    • 顔面角:
    • 下顔面高:
    • 開咬を伴う反対咬合は、治療しても後戻りし易い。

骨格性開咬の治療

  1. 原因の除去
    1. 筋機能療法
    2. タングガード
  2. 前後的な問題無し
    1. トランスパラタルアーチ
  3. 開咬を伴う上顎前突
    1. ハイプルヘッドギア(+トランスパラタルアーチ)
    2. 機能的矯正装置(バイオネーターなど)
  4. 開咬を伴う下顎前突
    1. お手上げ

トランスパラタルアーチ

上顎66をワイヤーで結び、ワイヤーをあえて口蓋から浮かせる。舌がワイヤーを押し上げて、臼歯の圧下ができ、開咬を改善できる。

開咬患者に側方拡大すると、開咬は悪化する!!

臼歯部側方拡大→34567は頬側傾斜→舌側咬頭傾斜→高位→下顎の時計方向回転→Overbiteが減少する→開咬が悪化する。