< GVHD(Graft Versus Host Disease) 移植片対宿主病>
- 移植片が宿主を攻撃する。
- いわゆる拒絶反応とは違う。
- 免疫担当組織の移植後に起こり易い。たとえば、骨髄や血液。
- 特に、輸血後GVHDでは、予後が悪い。通常、移植片側のTリンパ球は少量だが、宿主側で増殖できてしまった場合に、宿主を攻撃し出す。
- 慢性GVHDでは口腔乾燥症、扁平帯癬をきたしやすい。
- 急性GVHDでは予後が悪い。
- 治療には、副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤が用いられるが、確立はしていない。
- 予防には自己血輸血、輸血血液への放射線照射が効果的である。